思いきって飛び込んだ
海外勤務の体験は大きな財産。

INTERVIEW 08
設計開発
グローバルRAC/PAC設計開発本部 栃木グローバルRAC/PAC設計部 
2007年入社
村若 正俊

興味のあった海外勤務。
チャンスは予想より早く訪れた。

大学では工学系の研究をしていました。就活のとき、自分の携わった仕事がどう役立っているかが目に見えやすい家電の分野に興味が出て、当社を志望しました。配属されたのはユニット設計の中でも、海外工場の支援をするグループ。当社はマレーシアや中国、インド、台湾等、海外に複数の工場があって、日本の製品をベースにそれぞれの国向けの製品を生産しています。それら海外工場に対して技術的な指導やサポートをする業務を行っています。そして入社して8年ぐらい経ったときに、海外勤務を打診されました。想定していたより早い時期だったのと、赴任先が予想外のスペインだったので少し不安でしたが、よい経験になるだろうと前向きにとらえました。

現地の人の人柄に助けられて
言葉の問題も乗り越える。

スペインの工場でのコミュニケーションは基本的に英語です。普段の仕事で英文メールを書いたり英語の書類を読むことはあったものの、英会話は不得手。そこで渡航前に英会話の集中レッスンを受けさせてもらいました。そうした研修制度が充実しているのは当社のよいところです。しかし実際にスペインに行って数カ月は、やはり言葉の面で苦労しましたね。でも現地のスタッフもだんだん工夫してくれるようになって、図面を書いたり身振り手振りでコミュニケーションをとってくれました。お互い設計の人間なので、図面を介して話すと話が早いんです。スペイン人特有の人柄もあると思うのですが、みんな基本的に陽気で「英語がちょっとしゃべれなくたって大丈夫」ぐらいの感じで接してくれたので、それに助けられて何とか乗り切れました。

重要な任務をやり遂げて
感じた大きな達成感。

この海外駐在中に私に求められていたミッションは2つあり、ひとつは新製品の開発を軌道に乗せること、もうひとつはサービス部門の指導をすることでした。サービス部門は、何か問題が起こるととにかく急いで解決しないといけないので、支援するのに言葉の壁もあってうまく対応しきれず落ち込むこともありました。しかし任されていた新製品の開発には現地スタッフと一致団結して取り組み、最終的には思ったより短い期間でやり遂げることができたのです。駐在を終えて日本に戻るときに、一緒に働いていた人達から「2年間ありがとう、よく頑張ってくれた。日本に戻っても活躍してくれ」と言われたときは嬉しかったですね。

次のチャンスのために
もっと力をつけていきたい。

2年間という短い期間ですが、海外に駐在して新製品を完成させた経験は、自分にとっては大きな自信になっています。また、日本とは違うスペインの製品や、海外のエアコン・空調事情を実際に見ることができたのもためになっています。多くの現地スタッフとの縁も大きな財産になりました。プライベートでも、スペインのおいしいごはんをたくさん食べられたり、有名な観光地にいろいろ連れて行ってもらったり、とても楽しい体験でした。大変なことも多かったですが、振り返ると本当によい経験だったと思います。もし次のチャンスがあればまた海外で働きたいと思っていますが、現在の業務の中で勉強を重ねて、もっと力をつけたうえで行きたいですね。

1DAY SCHEDULE1日のスケジュール

08:25
始業、メールの確認・対応
メールを確認し、重要度・緊急度に従い順次対応
10:00
海外工場と電話会議
中国、マレーシアの海外工場とプロジェクトの進捗を確認し合う。
12:15
お昼休み
13:00
図面・書類作成
新製品に関する図面や書類を作成。
15:30
メールの確認・対応
その後届いたメールについて確認。順次対応。
16:30
打ち合わせ
他グループのメンバーを交えて、新製品について打ち合わせ。
電話会議の情報を他グループにも展開する。
18:30
業務終了

Q & A一問一答

休日の過ごし方は?

スペインで始めたゴルフの練習に励んでいます。普段あまり運動しない自分にとっては、体を動かしてリフレッシュするよい機会になっています。

MESSAGE学生へのメッセージ

海外の仕事ではあらゆる場面で「一歩踏み出す気持ち」が必要とされます。海外勤務に関心を持つ学生さんには、まず自分の興味のあることに踏み出す体験をしてほしいです。